Cells Alive Freezing Technology

CAS運用に係るコストの分析概要

水分子の結晶化を阻害するコアモジュールである:「CASENGINE」は、DC24V駆動の超低消費電力で運転制御されており、経済的に公賓死闘凍結環境の提供を可能としております。
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凍結温度曲線の計測

テスト使用機(バッチ式CASシステム20枚用)

庫内温度-50℃設定における、各種魚介の凍結温度曲線(中心温度計の使用による素材芯温の測定値)は、実測により下記の通り測定されました。


※なお、このデータは、機器の構成・素材特性・室温等の外的要因により変動するものであるので、異なる環境においての同一性を保証するものではありません。)

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運転サイクル(凍結時間)の設定

テスト使用機(バッチ式CASシステム20枚用)

各種魚介は、CAS凍結機に投入後、概ね30分程度で-20℃以下の凍結状態に入ることがこのグラフから示されます。
 

製品の凍結をより確実に行い、素材の安定化を果たすためには、マージン等を加味して1運転60分程度の運転サイクルにて凍結を行う事が好ましいと考えられます。

トレイ寸法と凍結姿について

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弊社凍結機で標準規格として採用している凍結パンは、​フランス天板となります。

凍結パン(機器付属品)

規格:

フランス天板 600mm×400mm×20mm

棚1枚当たりの収容目安は、凍結品の形にもよりますが、概ね3キロ程度に収める事をお勧めします。

バッチタイプのCAS凍結機は、可変棚受け構造を採用しておりますので、凍結対象物の高さ、大きさ等、用途に応じた自由な棚組みが可能となります。

​​棚数の追加等希望がありましたら、遠慮なくご相談ください。

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可変棚受け構造の採用

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フランス天板規格の市販アクセサリがお勧め

画像引用:日仏商事株式会社

左:ポーション形成に最適なフレキシパンシリーズ

右:凍結パンへの焼き付きを防止するシルパッドシリーズ

​各製品、CAS凍結時に併用する事で、消耗部材の発生を防ぎ、品質の向上とコストの削減を実現する優れものです。

※モールド製品の詳細につきましては、直接販売会社様等にお問合せください。​ 

 CAS凍結の作業性を高め、更には利便性高い使い切り形状を容易に生産する事を可能にするアクセサリ類が市販されています。

 日仏商事株式会社様が販売を行っているフレキシパンやシルパッド等のシリコングラスファイバー製品は、フランス天板規格に準拠するものも多く、高品質で使い勝手が良い商品です。

 

CAS運転に掛る電気料金について

 実際に営業を行っている水産事業者からサンプリングした電力使用量の実測値を解析し、参考までに掲載します。

CAS凍結機積算電力消費量

 当該の会社は、終業時間が午前9時から午後5時を基本とする会社であり、水産物(原魚)ならびに一次加工した魚介類(刺身製品等)、総菜類の製造を行っております。

 生産量は、日産100キロ程度、繁忙期には500キロ程度の生産を行っております。

 CAS凍結機は、就業時間のみの運転とするのがこの会社の一般的運転サイクルですが、繁忙期においては凍結を終えた製品の回収作業に時間を要することが判断されると、残業でこれを行う場合と、CAS凍結機を保冷モードにして翌朝回収を行う場合とを使い分けて操業しています。

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 CASの立ち上げ時には、コンプレッサーがフル回転で運転を行い、庫内や蓄熱パネルの冷やし込み作業を済ませます。(冷やし込みに掛る時間は、-40℃設定で概ね15分程度です。)

 

 この予冷作業を終えると、CAS凍結機は商品を凍結処理する為の準備が整い、以降、順次凍結作業へと活用されていきます。

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 凍結作業の開始に伴い、扉の開閉や未凍結商品の投入など、凍結機に大きな負荷が断続的に発生しますが、CAS凍結機においてはクラス最高性能の蓄熱体内蔵オリジナルツインパネルの採用により、その変動をソフトに吸収し、コンプレッサーの運転時間を最短化する制御が行われ、省エネと商品品質の向上に貢献しています。



大容量のコンプレッサーを間欠運転する事により、商品品質の向上と省エネを両立させる機械設計を行っております。

 

CAS凍結に掛る電気料金の実測値

測定機器:バッチ式20枚CAS凍結機使用

1時間当たりの平均電力消費量 約12kwh(フル運転時)

凍結サイクル 1時間 ② 

1運転あたり投入可能なトレー枚数 20枚 

トレー1枚当たりの平均処理量 約3kg 

 

電力料金(低圧電力契約の際の一般値) @18/kwh ⑤※

※契約により異なります。(電力量料金をご参照いただき、各自積算ください。)

 

【消費電力の概算】

12kwh×1h×@18 = 216円(1運転サイクル) 

216円÷(20枚×3kg)= 3.6円 

 

より、

【CAS凍結機の運転に必要となる電力料金は、

 本環境、観測地において 3.6円/kgと見込まれる。】

◎この運転条件においては、トレー1枚あたりおおよそ11円の電気料金(急速凍結機+CAS関連機器含)が概算値として計算されます。

 なお、上記数値は、バッチ式20枚タイプCAS凍結機に、20枚のトレーを使用して製品作りを行った際の実測値ですが、このバッチ式CAS凍結庫においてはトレー間のに余裕を持って設計している都合上、生産形態に合わせて棚数の増加を行うことも可能です。


 最大収容枚数は商品の高さにもよりますが、40枚程度が容積的限界であることから、空間のカスタマイズにより、個々に掛かる凍結コストの一層の削減が可能な状況にあります。

 ②運転サイクルは、中心温度計を用いて芯温を測定したのち、各素材において決定してください。

​※凍結環境、構成機器、凍結サイクルの設定や被凍結物の物性により、実際の数値とは異なる場合がありますことをご了承ください。

CAS凍結に掛る電気料金の概算値

 

バッチ式20枚CAS凍結機使用 60㎏/時 想定

※数値は計算値であり、環境や商品規格・成分等により大きく変動しますので、参考までご利用ください。

※1運転凍結個数はバッチ式20枚機での個数となります。この概算値を1/20した値が、トレー1枚当たりのおおよその生産個数となります。

 

精密凍結CASのメンテナンスコストについて

 精密凍結CASは、Cells Alive Freezing Unit(下左図)と、特殊なツインパネルを採用して構成される筐体ならびに急速凍結ユニット(下右図)が一体となって機能する凍結システムとなります。

 Cells Alive Freezing Unitは、その機能が電子基板に集約された独立型のモジュールとなっており、通常使用における機器導入後のアフターサポートは、発生の機会が低いものとなっています。

 CPUと接続して設置される発信機におきましても、信頼性が極めて高い部品となりますので、長期間にわたり、特段の保守サポート業務が必要となる機会は少ない状況です。

 

​ 日頃からの清掃、機器への簡単な手入れだけで、長期間、安心してご利用頂けます。 

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 上右図にある筐体ならびに急速凍結ユニットにおいては、一般的な業務用急速凍結機に比較して強固で安定した運転を可能とする部品を用いて製造されております。

 コンプレッサーは余裕のある馬力設定にて、必要最低限の稼働を行う間欠運転を行っておりますので、摩耗等の劣化を最小限に抑えることにより、長期にわたり安心してご利用頂けます。

 ファンモーター等の露出回転部分につきましては、使用状況等によりべアリングまたはモーターの交換が、使用後一定期間を経過すると発生する場合があります。(運転開始から概ね8年目以降)

 冷媒管や筐体部品に汚れの堆積や腐食を発生させないよう、日頃から簡単なお手入れ、設置環境の点検を行っていただくだけで、不要なメンテナンスコストの発生抑止に繋がります。